見落とし注意 注文住宅の資金計画 契約後に上がる項目

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こんにちは。埼玉県で注文住宅の営業をやっています。

仕事をしていく上で他のメーカーの見積もりを見る機会が多くあります。

その経験から今回の記事を書きました。

注文住宅のメーカー選定の際に、各会社から建物資金を含めた資金計画書をとるかと思います。

その際、希望予算内に収まるように資金計画から抜かれたり、安く見積もられる項目があります。

しかしなかなか素人ではその内容を見抜くことができません。

なので今回は、資金計画や建物金額から抜かれてしまいがちな項目について、ご紹介していきます。

実際どの程度金額がかかるかは別ページに記載しています。

ぜひこちらもご覧ください。

【実体験】注文住宅 費用一覧 〜随時更新していきます〜   

建物金額編

まずは建物金額から抜かれがちな項目をご紹介します。

建物金額を掲示された際は、この項目を確認してみてください。

有無項目内容
  テレビアンテナ入っているか確認必要。基本的に入っていません。
カーテンレールだけなのか。カーテン込みなのか。何箇所か
電気配線TVやLAN配線・コンセントの数を確認しましょう
最低限の数しか入っていませんので、必要数を伝え予算組しましょう。
照明器具予算の内訳。居室は別途などなっていないか
エアコン後ほど電気量販店さんで買ってくださいねと言われがちです。
後付けだと、配管カバー費手間賃で高くつく事もあるので一緒にやってもらいましょう。
食器棚図面に記載があっても別途費用の場合あり。
また、メーカーにより金額が数万円変わりますので注意が必要です。
収納の内部収納を設けても中身がないことあり。棚の数や種類を確認
窓のサイズ金額を落とすため引き違い窓横幅1.2m窓高さ1.8mの場合あり
その他の箇所も最小サイズの窓を入れ金額を抑えていることが多いので要確認
網戸ローコストや某家は性能というメーカーでは入っていません。
当たり前だと思わず確認しましょう。
防犯ガラスまたはシャッター入っていないことが多いです。
防犯のため、1階は防犯ガラスかシャッターにした方が良いので予算に入れましょう。
扉のサイズ・形何も言わなければ2mのパネルドアがつく。リビングに接するドアはハイドアやガラス入りに変更することが多いので予算どりが必要。
食洗機オプションのメーカーが多い。いくらかかるのか要確認
浴室換気乾燥暖房機
室内外の物干し入っていないことがあるので要確認
オプション工事予備費平均どの程度金額があがるのか確認して予算を組む
長期優良住宅・省令準耐火・耐震等級3・ZEH等申請費用対応の建物仕様になっているが申請費用は基本的に入っていない。

資金計画編

有無項目内容
地盤改良予算設定予算が低い人ほど、調査後と記載されることが多い。改良があった場合は、多額の費用がかかるため、あるものとして考えないと資金計画がショートする。
残土処理予算工事直前や事後報告のことがある。配置確定の際に建物の高さを決めるのでその際に要確認する。
  工事の予算(ガードマン・鉄板・手おこし上棟等)
契約時には、現場調査後とはぐらかされることが多い項目。
早い段階から、現場調査を依頼しなるべく正確な金額を知る。
契約前でも、それがわからないと契約できないというと調査してもらえます。
造成など建築地と道路に高低差がある場合必要になる。 予算組のため早期に見積もりを依頼する。
外構工事別途または、住んでから決めていきましょうと 先延ばしにされがちです。
先延ばしにするとやらなくなってしまう可能性が高いので注意が必要です。
住宅の外観は、外構工事の内容で大きく印象を変えますので予算は十分に取りましょう。
上下水道引き込み工事調査後や契約後と記載されたり、概算金額を入れられることが多い。
契約前でも調査や見積もりが可能なので依頼しましょう。
配管の状況によっては、莫大な費用がかかることがありますので注意しましょう。
水道加入金新規で水道を引き込んだり、既存の水道メーターを口径アップした際にかかる費用です。
水道切りまわし建て替えや中古戸建てを購入し壊して新築を建てる際に発生する費用です。
建物の配置により、メーター移動などが必要になります。契約後、敷地調査をしたら判明しました。と言われることがあります。
解体工事建物の解体以外にもブロックの高さ調整費など発生する場合があります。
火災保険長期で入った方が保険料は安いですが高額なため年払いなどの表記になっていることが多いです。
地震保険地震保険の費用が計上されていないことが多い。必要と感じる方は入れましょう。
引越費用住宅ローンの融資対象とされる事もあるので資金計画書に入れましょう。
土留費用高低差のある土地の場合、土留または深基礎の費用がかかります。
登記費用基本的に予算組みをされているとは思いますが足りていないことが多い。
近い金額は計算すれば出せるので、依頼しましょう。
地区計画・農地転用・開発許可などの建築申請費用こちらも契約後の調査次第と言われることがあります。
契約前に調査可能なので営業に依頼しましょう。

予算を相場より安く設定した際に抜かれてしまうことが多いです。

契約前の打ち合わせの段階で、絶対に超えたくない予算額を念押しで伝えましょう。

超えた場合は、解約も考えると伝えておくと相手はより慎重に見積を作ることでしょう。

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