注文住宅の現役営業マンuruoです。8年のキャリアを生かして、
時間を無駄にしない住宅展示場の見学方法をご紹介します。
家が欲しいと思ったら皆さんはまず何をするでしょうか。
多くの方はインターネットで資料請求をするか近くの住宅展示場に行ってみようとなりますよね。
今回は、住宅展示場の見学方法について詳しく紹介していきたいと思います。
無計画で行くと、時間が非常にもったいないので ぜひこの記事を読んで備えていってくださいね。
この記事でわかること
無計画でいくと、時間を無駄にしてしまう理由
最適な見学方法の紹介
家を建てるのが○年後でも行って良いのか?
受付アンケートは書くべきか?
しつこい営業を受けない方法
初めて行ってから契約までの期間
無計画で見学にいくとどうなるのか。
展示場を回る順番を決めていなかったり、予約をせずに行く いわゆる無計画で見学に行った場合
ほとんどのケースで想定より時間がかかり過ぎてしまい見たいところに入れなかった。
と言う事態に陥ります。
その理由について見学の流れと平均所要時間をもとにご説明します。
展示場見学の流れと平均所要時間
- 入店すると受付と称して個人情報のアンケートを書きます。【5〜10分】
- 書き終わる頃に担当の営業マンが現れます。アンケートの内容を一つ一つ確認しつつ『展示場は初めてですか』や『新築のご計画の状況はどうですか』とお決まりの話しを聞かれます。【10〜30分】
- 展示場内の見学を行います。【10〜30分程】
- 展示場の説明などを終えるとカタログや詳しい話をしましょうと言われ着座を促されます。着座した場合(30分〜2時間)
- 一通り話を終えると次回のアポイントをなんとか取ろうと粘られます。(10分程)
- カタログやノベルティを準備するため少々お待ちくださいと言われ待ちます。(5分)
- 玄関でお見送り。見えなくなるまで玄関先にいます。
以上です。
詳しい話は聞かずに見学だけと思っていても、少なく見積もって30分以上はかかります。
仕様や金額の話となると1時間〜2時間はかかります。
それを3〜5店舗見学すると、想定より時間を消費してしまいますね。
効率の良い見学方法について
それでは、展示場の見学方法や事前の準備についてご紹介したいと思います。
下記の方法が最も効率よくメーカーを選定できますのでぜひお試しあれ。
① 事前にインターネットで調べて、見学する店舗を決める。3店舗
② 見学予定の店舗にインターネットまたは電話で予約をします。
14時〜A社 15時〜B社 16時〜C社 と1時間または1時間30分ごとがオススメです。
③ 13時に総合展示場へ到着 まずは総合受付へ行きます。
④ 13時〜14時の間に未予約の気になる店舗へ入り軽く話をします。
⑤ 14時〜17時頃まで各社話を聞きます。気に入ったメーカーのみ次回のアポイントを
取ります。(全て断り、後日連絡というのもアリです)
⑥ 最後に総合受付に行き来場プレゼントをもらいます。
⑦ 気に入ったメーカーが3社見つかるまで上記①〜⑥を繰り返します。
⑧ 3社で見積もりと間取りの提案を受けメーカーを絞り、判断します。
①②事前に予約をする3つの理由 重要です。
見学の際、必ず営業マンがつく
突然見学に行くと、打ち合わせなどで営業マンが対応できない可能性があります。
そうすると、受付のパートさんや設計士などが簡単に案内するため
‘’せっかく行ったのに何が何だか全然わからなかった‘’となってしまいます。
また改めて聞きに行かないといけないので時間がもったいないですよね。
せっかく行くのであれば営業マンに詳しく話を聞きましょう。
必要な情報を事前に準備してもらえる
見学の予約をすると、ほとんどのメーカーから予約のお礼と確認の電話が入ります。
その際に、現在の状況や何を知りたいか等を聞かれますので伝えておくと当日資料などを
用意してもらえスムーズに話ができます。
このやり取りをしておくと、当日知りたい情報を先延ばしせずに得られるため、打ち合わせ1回分は削減できるかと思いますのでオススメです。
1時間または1.5時間ごとの予約で‘’もったいない時間‘’の削減!
時間の制限を作ることで、重要な説明を効率よく聞くことができます。
また、合わない営業マンと当たってしまった場合、早めに切り上げることが可能です。
住宅営業マンと話しをすると、巧みなトークで自然と滞在時間が長くなってします。
良い営業マンに当たった時は、気づいたら3時間も経過している、なんてよくあることです。
有益な話が聞ける3時間は充実した時間となりますが、合わない営業マンに当たってしまった場合
1秒でも早く切り上げたい気持ちとなりますよね。
ただ何か理由を作らないと帰りにくい状況となります。そんなときこの時間制限が効いてきます。
『次の予約があるのでそろそろすいません。』といってスマートに立ち去りましょう。
クオカード等、予約特典がもらえることが多い
HPやチラシなどで予約をしてから行くと、クオカード等予約特典をもらえることが多いです。
これを使わない手はありませんね。
相場は500円〜2000円程です。何社か回れば、美味しいディナーに簡単にいけちゃいますね。
ふらっといっても貰えませんのでぜひ予約していきましょう。
③予約時間より1時間程度早く行き、総合受付を済ませましょう。
総合住宅展示場は運営会社が管理する、受付所(センターハウス)というものがあります。
そこで受付をすると、ノベルティを貰えたりイベントの案内がありますのでぜひ聞いてみましょう。
1点注意事項があります。
総合展示場によっては、受付所のアンケート内容が総合展示場内の全店舗に送られてしまう
ことがあるため、個人情報の取り扱いについてよく確認しましょう。
④未予約の気になる店舗をみてみよう
ウォーミングアップも兼ねて、予約をしていない店舗をみてみましょう。
気に入った店舗があれば、改めて見学の予約をして行ってみましょう。※
また、営業に捕まってしまった場合は、②と同様で『次の予約があるのですいません』といってスマートに退却しましょう。
※見学予約の特典をもらう場合、初めての来場が必須条件のため 受付アンケートは書かない方が
お得です。
⑤話を聞くときの注意事項
メーカーに聞く内容は統一しておこう
いろいろなメーカーで話を聞くと、ついつい聞き忘れた! ということがあります。
そうすると、各社比較ができないため聞き漏れがないようにしましょう。
事前にリストにして、まとめていくと良いでしょう。
下記内容を聞くと短時間である程度判断ができると思います。
◆特に重要なこと◆
□会社の売りや他のメーカーとの差は何か。
□土地がない場合、土地紹介はしてもらえるのか。またその方法は何か。
□総予算を〇〇万円で考えているが、御社の場合可能か。またその場合の建物仕様は?
◆費用◆
□35坪の建物本体金額□付帯金額
□上記に入っていないがかかる費用は何か
□間取りを変えた場合金額がどう変わるのか
◆打ち合わせと工期◆
□打ち合わせ期間と回数
□設計とインテリアコーディアネーターが担当としてつくのか。
□今契約した場合の完成予定
◆標準仕様◆
(カタログのみでも可)
□建物の構造
□設備の標準
⑥最後に総合受付に行き、ノベルティをもらおう
大抵はイベントをやっており、何店舗か見学するとノベルティが貰えます。
見学の証(スタンプラリー表など)を持って総合受付へ向かいましょう。
17時には受付スタッフがいなくなってしまうのでご注意ください。
⑦気になるメーカーが3社以上整うまで、①〜⑥を繰り返しましょう。
初めて会って打ち合わせをしたときに、この会社や営業マン自分には合わないな。と感じることも多いかと思います。
しかし話の流れで、次回また会う約束や必要な情報が集まったら電話しますなど繋がりを続けてしまうのはNGです。
商談相手がどんどん増え、打ち合わせのスケジュールばかり埋まり手に負えなくなってしまいます。
また、契約する会社を迷った際に初めに合わないなと思った会社は嫌な感覚が残っているため断ります。断る会社に対して時間も労力も使うのはお互い不毛なので早いうちに切る決断するのがベターです。
⑧3社と間取りや見積もりの話をしてメーカーを決めましょう
厳選した3社と打ち合わせをしていきましょう。3社が多すぎず少なすぎずでベストです。
面倒なので1社でいいかなと思っている貴方! 値引きが少なく損してしまいますよ。
3社で相見積もりを取ることで、適正価格を学びつつギリギリまで金額の交渉が可能です。
他社の見積もりは値引き交渉の際、必須ですので多少手間でも必ず入手しましょう。
(詳しくは別記事にて記載予定です。)
よくある質問お答えます!
家を建てるのが先でも行っていいの?
もちろん行っていいです!そして住宅ローンの事前審査をやりましょう!
家を建てるのが、一年後、二年後、数年後でもぜひ展示場へ行ってみましょう。
理由としては、3つあります。
①注文住宅の基礎知識をつけられる。
②およその金額や工事期間を知ることで、人生設計を立てられる。
③住宅ローンが通るか確認ができる。
①②はそのままの意味なので割愛しますが、重要なのは③です。
住宅ローンの審査は、すぐにでも受けて個人信用情報が問題ないか確認をしましょう。
もしここに問題がある場合、修正するまで3〜5年程度時間を要します。
その間、住宅ローンは借りれません。
つまり、夢のマイホームが建てたい時に建てれなくなってしまうのです。
受付アンケートは書くべき?
部分的に書くのがベスト 重要な情報は、話しを聞いてからにしましょう
展示場に入るとまずは受付アンケートの記入を促されます。
アンケートの内容は、名前 年齢 住所 電話番号 職業 年収 現在の計画状況などです。
ここで素直に全て書いてしまうと、電話や訪問、ダイレクトメール等さまざまな営業手段でアプローチをかけられます。
1社であればさほど負担ではないでしょうが、5社6社と増えていくと大変な思いをします。
そのため、展示場のアンケートで書く個人情報は名前と住所(市町村まで)にしましょう。
その後、話を聞いていき今後も商談する可能性があれば、連絡先を追記しましょう。
しつこい営業を受けない3つのコツ
しつこい営業を受けない方法をお伝えします。
受付アンケートは部分的に書こう
こちらは先程の【受付アンケートは書くべき?】に詳しく記載しております。
連絡先をなんとか教えて欲しいという営業に対しては、パソコンのフリーメールを教えてあげましょう。
『以前しつこい営業があり、家づくりが嫌になってしまったことがありました。なので個人情報の取り扱いには注意をしているんです。お願いするときはこちらから連絡します。』
しつこい営業をしないで欲しいとしっかりと伝えよう
もし、個人情報を教えてしまった場合は、
『電話や訪問は絶対にしないで欲しい。ダイレクトメールのみお願いします。』等
要望を伝えよう。
掛かってくる営業電話は面倒だが対応しよう
展示場に行ってから1週間ほどすると、来場のお礼と称した状況確認の電話がきます。
面倒だとは思いますが、電話に出た上で状況を伝えたり、電話をしないで欲しい旨を伝えましょう。
営業側からしても、電話に出ないお客様は出るまでかけるよう指示されていますので
楽にしてあげましょう。
その際の伝え方の例を簡単にまとめました。
状況 | 返答例 |
他社の話も聞きたいので少し待ってて欲しい時 | 他社と比較検討中です。 考えがまとまったらこちらから連絡します。 |
もう連絡してこないで欲しい時 | 他社で決めました。お世話になりました。 |
まだ先だから放っておいてほしい時 | 計画は五年後なのでじっくり考えます。またお願いします。 |
展示場に初めて行ってから契約までの期間はどれくらいですか。
平均3ヶ月ほど
契約までの期間は人それぞれです。今までの経験上 短い方は二週間 長い方は二年 程でした。
平均2〜3ヶ月前後で契約する方が多いです。
いかがでしたでしょうか。
住宅展示場には必ず予約をして入ってくださいね。
それでは記事は以上となります。
ありがとうございました。
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